写真と言葉森山 大道

Works and Words by DAIDO MORIYAMA

優れた写真家というだけでなく優れた文章家であり語り手でもある森山大道氏。
このページは黒と白カレーのパッケージになったもとの写真と、印刷媒体を通じてこれまでに発表された森山氏の文章や言葉の一部を抜粋して再構成したものです。

アンディ・ウォーホルのシルクスクリーンも、僕にはむしろ写真への一つの問いかけとしてある時期すごくショックを受けたなあ。ウォーホルの、ペラペラで人工的な色彩はすごいと思ったし、ウォーホルのほうがはるかに写真のことやってると感じましたね。複製と繰り返しのイメージ。ある写真の部分を引っぱり出して見せるイメージのインパクトっていうのは、すごかったと思います。どうして写真家がいままでこれをやらなかったんだろうと当時本気で思いましたね。

出典:対談・インタビュー集『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』青弓社(2000/5/31)p.347, 348
初出:季刊「デジャ=ヴュ」第1号 河出書房新社(1990/7/10)飯沢耕太郎氏との対談 “dialogue『プロヴォーク』から遠く離れて”

Text and Photo by DAIDO MORIYAMA
©DAIDO MORIYAMA PHOTO FOUNDATION

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