写真と言葉森山 大道

Works and Words by DAIDO MORIYAMA

優れた写真家というだけでなく優れた文章家であり語り手でもある森山大道氏。
このページは黒と白カレーのパッケージになったもとの写真と、印刷媒体を通じてこれまでに発表された森山氏の文章や言葉の一部を抜粋して再構成したものです。

「人間の視線のありのままを、目と心の記憶にとどめるだけではなく、他の方法によってとどめ置くことはできないだろうか?」というニエプスの問いかけから、現在ある写真は始まっている。愛する家族を、恋する人を、親しい友人たちを。そしてこの現し世のあれこれと、いま目に映る風景を。それらへのもだしがたい想いから、写真への道が拓かれてきたのである。ぼくの一等シンプルな写真論は、「写真とは思い出である」のひと言である。

出典:写真集『実験室からの眺め』河出書房新社(2013/4/20)
初出:日本航空機内誌「SKYWARD」2008年12月号 JALブランドコミュニケーション

Text and Photo by DAIDO MORIYAMA
©DAIDO MORIYAMA PHOTO FOUNDATION

ページトップへ